MCA無線は令和2年7月豪雨において安定したサービスを提供

以下、(一財)移動無線センターからの提供資料を掲載

熊本県を中心に九州、東海地方に大雨をもたらした令和2年7月豪雨により、ライフラインに甚大な被害が出る中、防災用途、BCP用途にも広くご利用いただいているMCA無線は安定した通信サービスを提供しました。
災害に強いMCA無線の状況についてお知らせいたします。

令和2年7月豪雨でのMCA無線の状況について

堅牢な中継局設備
大雨・洪水等による被害はなく、全てのMCA無線中継局において正常に稼動し安定した通信サービスを提供しました。

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堅牢な中継局設備(局舎・鉄塔・アンテナ)・中継局の立地(山上局)により大雨・洪水に対しての強さも証明されました。

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長時間に及ぶ停電対策

全ての中継局においてサービスに影響を与えるような停電は発生しませんでした。

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すべての中継局に非常用発電装置を設置しており、最低48時間(九州では平均72時間)の連続運用が可能。
また燃料切れに備え緊急時燃料補給体制も整っています。

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万全の保守体制

洪水被害が甚大であった熊本県人吉市に設置している人吉中継局には、すぐに保守要員が駆け付け中継局に被害がないことを確認しました。

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24時間の有人保守体制を取っているため災害時においても迅速な対応が可能です。

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災害復旧に活躍

令和2年7月豪雨に際し、被災地支援のため、熊本県人吉市、山江村に対しMCA無線(合計12台)の貸し出しを行いました。
災害復旧にもMCA無線が活躍しています。

●貸出無線機(人吉市・山江村)

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●貸出無線機(人吉市・山江村)

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通信メディア等の被害状況

内閣府の発表によると令和2年7月豪雨により、主に熊本県内にて停電(8,840戸)、固定電話(39,770戸) 、光アクセス(264回線)、携帯電話(283局)等に被害が発生しました。
携帯電話、IP無線は利用できない状況が続きましたがMCA無線は全局でサービスを提供しました。
※被害件数は最大値を記載

<令和2年7月豪雨の概況>
7月3日夜から低気圧や梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、鹿児島県薩摩地方・大隅地方で3日夜から4日朝にかけて、熊本県南部で4日未明から朝にかけて、局地的に猛烈な雨が降り、4日4時50分に大雨特別警報が熊本県・鹿児島県に対して発表されました。

資料 PDFダウンロード

2019年9・10月 台風15・19号におけるMCA無線の運用状況

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